琉球史に残る、琉球王家の始祖。
舜天王(しゅんてんおう)
 1166年~1237年(在位1187年~1237年)

グスク時代・三山時代
群雄割拠の時代(12世紀〜15世紀中頃)
 神話によると、琉球王統の始まりは、神の子「天孫子(てんそんし)」から始まると伝えられている。
その「天孫氏王統」25代王の家臣・利勇(りゆう)により謀反が起き、最初の王統は滅ぼされるが、利勇は、尊敦(そんとん)、後の舜天に滅ぼされ、1187年、舜天が開祖とされる「舜天王統」が誕生する。

 舜天は、琉球に渡来した源為朝と、大里按司の妹の子とされている。(『中山世鑑』等による)。
15歳で浦添の按司※となり、22歳で中山王に就いた利勇を討った功績により諸侯の推挙を受けて中山王となった。
のちに、舜天王統は、二代目国王・舜馬順煕(しゅんばじゅんき)、三代目国王・義本(ぎほん)へと続く。

 羽地朝秀の『中山世鑑』や『中山世譜』といった正史では、初代琉球国王と記されているが、実在を証明する同時代史料は存在しておらず、王統自体に伝説性が強く、真実は未だ定かでない。
※按司とは:琉球王国の称号および位階のひとつ。王子の次に位置する。

画 喜屋武 千恵
監修 井上 秀雄(沖縄県立芸術大学名誉教授)
企画 JCC美術部

収録: 絵で解る琉球王国歴史と人物 第2巻