組踊の演目「手水の縁」の作者
平敷屋朝敏(へしきやちょうびん)
 1700~1734

近世琉球 前半(第二尚氏王朝時代)
琉球のルネッサンス(17世紀中頃〜18世紀)
琉球王国の士族で天才の誉れの高い和文学者。代表的小説に「苔の下」「若草物語」
「萬歳」「雨夜物語}等があり、「手水の縁」という組踊り作品も創作した。しかし、道半ばにして未だに琉球史に謎の多い「平敷屋・友寄事件」をおこし当時の王国の刑罰としては過酷な磔刑に処せられた。この事から彼は体制を揺るがす様な事件に絡んだのではないかと憶測され、文人でありながら反骨の革命家と評価する声もある。彼の著作は自由な恋愛を良しとしない息苦しい時代風潮にあって、時代を超えた自由な恋愛をテ-マにした作品がほとんどで、中でも組踊り唯一の恋愛物語とされる「手水の縁」は朝敏の最高傑作と言われ今に至るも色あせることなく演じ続けられている。

収録: 絵で解る琉球王国歴史と人物 第2巻