琉球古典音楽 中興の祖
安冨祖正元(あふそせいげん)
 1785~1865

近世琉球 後半(第二尚氏王朝時代)
列強の波と王国の落日(19世紀)
琉球三味線 安富祖流の創始者 琉球古典音楽の中興の祖と言われた知念積高に師事し、後に琉球音楽の芸術論とも言われる楽理と奏楽心得を記載した「歌道要法」を著した。安富祖流では、声楽譜を使わず師匠との対面指導による方法で200年以上に渡り240曲の歌三線を伝えている。後に安富祖流、湛水流と並んで三大流派を形成する「野村流」の野村安趙(あんちょう)は安富祖正元の20歳年下の兄弟弟子であるが、野村流が素朴で自由闊達な技を主張したため自然派と呼ばれるようになったのに対して安富祖流は「絃声一体」の方針のもと師風の技巧を重んじたために技巧派と呼ばれている。

収録: 絵で解る琉球王国歴史と人物 第2巻