琉球使節を朝鮮まで護衛した対馬の海商
早田六郎次郎(そうだろくろうじろう)
14世紀後半?~15世紀
古琉球(第一尚氏王朝時代)
琉球王国の夜明け(14世紀〜15世紀中頃)
早田六郎次郎(そうだろくろうじろう)は、14~15世紀の前期倭寇を代表する対馬の豪族・早田氏(そうだし)の人物です。倭寇とは、朝鮮半島や中国沿岸で活動した海賊的集団で、早田氏はその一員でした。倭寇は朝鮮や明を脅かし、特に朝鮮は対馬を倭寇の拠点と認識し、宗氏(そうし)を通じて懐柔策を試みました。早田氏は宗氏と競り合いながらも、貿易の担い手として成長します。早田六郎次郎は父から当主を継ぎ、貿易拡大に努めましたが、宗氏の支配に組み込まれました。彼は琉球を訪れ、1431年には琉球使節団の護衛を務めました。しかし1439年、彼は明に対する海賊行為を行い、朝鮮から賊首と見なされ、一族の没落を招きました。その後、朝鮮との貿易を再開したが、影響力は減少しました。そのような波乱に満ちた人生を送った早田六郎次郎も、晩年は海賊行為から遠ざかっていったようです。彼は晩年、ようやく穏やかな生活を送ることができたのかもしれません。