皇帝の命で琉球を訪れ、尚巴志を中山王に封じた冊封使
柴山(さいざん)
 15世紀頃

古琉球(第一尚氏王朝時代)
琉球王国の夜明け(14世紀〜15世紀中頃)
柴山(さいざん)は琉球王国を統一した尚巴志を中山王に封じた冊封使であり、明と琉球の関係構築に大きな役割を果たしました。1425年に初来琉し、思紹の葬儀と尚巴志の冊封を行い、以後頻繁に琉球を訪れました。彼の三度目の来琉では、尚巴志に「尚」(しょう)の姓を授けたと伝えられています。柴山は航海の無事を感謝して大安禅寺(だいあんぜんじ)を創建しましたが、1433年の四度目の来琉時には八郎(はちろう)事件が発生しました。この事件は、僧の正琪(せいき)が八郎(はちろう)の妻と不倫関係になり、八郎が僧を殺して柴山に匿われたとするものでした。尚巴志の訴えにより、明朝で取り調べが行われ、八郎は逮捕・断罪され、柴山も処分されました。

収録: 絵で解る琉球王国歴史と人物 第3巻