トップ 琉球歴史絵巻と偉人肖像画の部屋 琉球歴史絵巻と偉人肖像画の部屋 【南山王国 最後の王】 他魯毎(たるみ) ?年 ~1429年(在位在位1415年~1429年) 【南山王国 最後の王】 他魯毎(たるみ) ?年 ~1429年(在位在位1415年~1429年)

【南山王国 最後の王】 他魯毎(たるみ) ?年 ~1429年(在位在位1415年~1429年)

南山王国 最後の王】 他魯毎(たるみ) ?年 ~1429年(在位在位1415年~1429年)

北山・中山と比し、南山には多くの剛勇な按司たちがしのぎを削り、戦を繰り返していた。 南山に貿易最盛期をもたらした英雄・父王の亡き後、他魯毎は島尻の按司たちの推挙を受け、 後継者として南山王に即位し、国を守ることを決意する。一四一五年に冊封を受け、 翌年には謝恩使を派遣、計八回も進貢するなど、国の統治に務めるも、十五年目の一四ニ九年、 琉球統一を狙う尚巴志によって南山王統は終わりを告げる。その要因の一として、 尚巴志の持つ金屏風を欲すあまり、南山にとっては生活の源となっていた湧泉を差し出してしまい、 重臣や領民の信望を失った他魯毎は、尚巴志だけでなく、臣民からも追い詰められたという 「金屏風」伝説が今も残っている。

 

画 米田 孝子
監修 井上 秀雄(沖縄県立芸術大学名誉教授)
企画 JCC美術部

この絵がある場所
琉球料理 首里天楼(沖縄県那覇市)
琉球料理 首里天楼別邸(沖縄県糸満市)
百名伽藍(沖縄県南城市)