浅葱地雲龍文様

浅葱地雲龍文様
紅型の中で最も高貴な柄とされた龍文を、残された古い型紙から再現しました。火焔宝珠を中心に、阿形・咋形の龍が向かい合い、周りには瑞雲がちりばめられているという、大変格式の高い絵柄です。龍は古来、王権の象徴とされていたので、このような文様は国王一族しか身につけられませんでした。

紅型について

色彩鮮やかな南国の染め物として知られている『紅型』は、沖縄独自の染色技法です。 紅型は琉球王国時代、日本・中国・朝鮮・ジャワ・インド等と密接につながる大航海時代を経て、様々な技術を取り込み18世紀中頃には現在の技法が確立されていたと言います。『紅』とは紅に限らず色全般の事を指し『型』は模様の事を指していると言われます。染色には、フクギや鬱金など沖縄の植物から採れる染料と、生臙脂など貿易で手に入れた顔料を用いました。柄は、琉球時代には中国の吉祥文や大和の友禅から取り入れたものが多く、近世は沖縄の植物等をモチーフとしたものが多くなっています。

この絵がある場所
琉球料理 首里天楼(沖縄県那覇市)
琉球料理 首里天楼別邸(沖縄県糸満市)
百名伽藍(沖縄県南城市)

沖縄地料理 龍潭 柏高島屋店(千葉県柏市)

琉球料理 首里天楼
展示場所:沖縄地料理 龍潭 柏高島屋店(千葉県柏市)