絵の右半分では、龍潭池での爬龍(はーりー)船競争を、船から見物する人々、汀に詰めかけた人々、首里の按司邸や市場などの様子を描きました。 1719年に来琉した冊封使の徐葆光(じょほこう)が、実際にこの宴の様子を「中山伝信録」という本に詳細に書き記しました。 首里の古地図やその他の資料も下敷きにし、当時の情景を想像してこの絵は描かれています。1719年の重陽宴は新暦12月1日に挙行されたそうです。