しーみ

お天道さまが怒っている。暑い、熱い、あっつーい。そういう日は、しーみして遊ぶに限る。海に飛び込んで、山原船の船底を潜り抜け、船影のある海面に顔を出す。これが面白い。ちょうど船頭さんや水夫さんは陸の上。甲板によじ登って、食い物をちょっと失敬。嗚呼、ゴクラク。悦に入ってしばし休むと、ジャボンジャボンと、みんなでまた飛び込んでいった。しーみの上手な子どもは大きく膨らんだ船底へ潜り、苦手な子どもは舳先の浅い船底に手探りしながら潜っていく。そうしてまたプワーッと顔を出すと、真白くてでっかい入道雲が「暑い、熱い、あつーい」とあえいでいるのが見えた。